ジロ・デ・紀伊半島

この週末はなんと2つのイベント掛け持ちでした~

まず一つ目は、龍谷大学の瀬田キャンパス!
共同研究者の石原健吾先生が栄養と全身運動についての特別講演をされるとのことで、それにあわせて「全身運動には自転車が良いですよ!」と自転車のアピールをしてきました。

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発表の中で、協働研究のご紹介までしていただきました~

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同じ会場内に、特別ブースを設置していただきました。

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自転車に興味を持った学生さんが、質問してくれました。
「電動アシストに乗ってるんですけど、MTBに抜かれるんです!」
そりゃ、20km/hぐらい出せばアシストが弱くなって、重い自転車と化してますから・・・と教えてあげたら、ショックだったようです。

他にも自転車好きな先生からも数多くのご質問をいただいたり、感性工学の話に興味を持ってくださる先生もいたり、久々にアカデミックな雰囲気に触れたひとときでした。

さて、その後は和歌山県のすさみ町までひとっとび!ルートを見ると、キレイに1周です。
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地図上のB地点がすさみ町です。

今回はRIDE ON SUSAMI前日の特別セミナーとして、皆さんのペダリングを上手にするためのヒントをお伝えしてきました。
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遠くの方は、枚方や桑名からも!

座学の後は、GT ROLEER FLEX3を使った実践もやりました。自分のペダリングが「見える化」されるので、わかりやすいと評判です。
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翌日はRIDE ON SUSAMIというサイクリングイベントでした。
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なかなか風光明媚な場所です。夕日がとてもキレイだそうです。今回は400名ほどのエントリーで、そのうち15%ほどが女性だそうです。すごいですね!

スタートを見届けた後は、すさみの町を散策したり・・・
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海沿いの町らしく、波形。

帰りの道中で友人お勧めのカフェに立ち寄ったり・・・
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名古屋人のソウルフード「シロノワール」に勝るとも劣らない、フレンチトースト。バニラアイスにジャムがかかって、脇にはピーナツバターも添えられて、さらにメイプルシロップまでかけられる激甘仕様で650円。

と、盛りだくさんな2日間でした。

ぜんぜん関係ない話ですが、2週間ほど前に車のタイヤをブルーアースAに交換しました。そしたら、燃費が恐ろしく伸びた!これまでは1回の給油で600kmほどの走行距離でしたが、今回はジロ・デ・紀伊半島しても無給油でかえって来られました。しかも、まだ2メモリほど残ってる・・・700km以上走れる計算になります。車も自転車も、タイヤって大事。
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ポジション、煮詰めてます

先日のお客様が3回目のフィッティングに来て下さいました。
今回もまた、GT ROLLERに乗っての調整です。

ペダリング中の膝の軌道を見ると、右膝だけが8の字を描いていました。頂点で膝が外に開いています。
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脚を止めているように見えますが、こいでいる最中の写真です。

原因を探ると、右側だけクリートの位置がよくありませんでした。
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今回は2mmほど調整しました。

結果、膝の軌道が安定したように感じますので、この日はこれでOKとしました。このポジションで数日乗って、それからまた調整します。
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同じく、こいでいる最中の写真です。

少しずつ、良い感じに煮詰まってきました。

東ドイツに学ぶ

今回は午前にMTBの学校、午後から名古屋の大忙しDAYでした!

MTBの学校の様子は公式ブログに書いてあるのでそちらをご覧いただくとして、こちらはB面的要素を少し書きます。
(A面、B面という表現がもはや死語ですね・・・)

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それにしても、良い季節だ~

MTBの学校ではもちろんMTBの乗り方を教えますが、あまり専門的なことは教えません。自転車に特有の乗車技術は、こども自身が「技を知りたい!」「もっと上達したい!」と内なる欲求が高まってからで良いと思うからです。あまり自転車のことばかりやっていると、自転車しかできない大人になってしまうことが心配だからです。これは自転車に限ったことではなく、サッカーや野球など、競技人口が多く競争率の高いスポーツではもっと顕著だそうです。

なので、今回も途中でこんな状況になったりしますが(笑)

本当は下るところなのに、なぜか登りたがるんですよね・・・

これは、いつも当ブログで書くように、「雑多な遊び」をすることがその子の「体の使い方」という引き出しを増やし、将来的なパフォーマンスに繋がっていくという確信があるからです。そのことを確かめるために、今回は名古屋で開催されたセミナーへ参加してきました。

「ドイツ・スポーツ運動学Ⅱ -スキル学習指導-」と題されたこのセミナー、講師はいわきFCのアドバイザーをされている小俣よしのぶ先生。我々、研究・教育領域のゴールデンスタンダードとも言われている「スキャモンの発育発達曲線」をバッサリ切ったりして、これまでの理論に一石を投じていらっしゃる方です。
参考記事

この記事を読んで個人的に特に興味を持ってしまったのが、東ドイツの話。
小俣 当時はまだ東西冷戦の中であり、1988年のソウルオリンピックではメダル獲得数1位がソ連、2位が東ドイツ、アメリカは3位でした。アメリカはアフリカ系の選手が多く出ているのに、東ドイツは当然ながら東ドイツの選手だけ。にも関わらず、たくさんメダルを獲得している。「これは何かあるに違いない」と思って帰国後に研究を始めました。東ドイツは全く資料が手に入らないので、なかなか大変でしたね。ソ連からマトヴェーエフ博士の論文や文献等は手に入りましたが。
上記のリンクより引用

ウルリッヒの一件もあったようにドーピングの可能性も否定できませんが、ドーピングが日の目を見るような効果を出すためには、そもそもその選手が相当なハイレベルであることが前提条件です。つまり、「相当なハイレベル」に到達するための基礎が東ドイツにはあるのではないか、と感じたわけです。

そして有名なスキャモンの発育発達曲線についても、
――スキャモンの発育曲線は、「The Measurement of Man」という書籍のごく一部分に掲載されているにすぎないのですね。
小俣 彼はもともと解剖が専門です。臓器を取り出して計量し、それをグラフ化したものが「スキャモンの発育曲線」で、人間のプロポーションがどのように変化していくかを見たものです。胴体は、臓器を入れるために大きくなる。ということは、何歳でどれぐらいの臓器の量に達するかわかれば、胴体の大きさを推測でき、順調に発育しているのかどうかの判断材料になります。でも、スポーツ科学は関係ありません。

上記リンクより引用

うむむ・・・もしコレが本当だとしたら、これは相当にまずい。今までこれがスタンダードとして教えてしまっていた。教科書にもそう書いてあるので、なんの違和感も感じていませんでした。

2017/11/14 追記
新たにこんな記事も上がっていました。ぜひご一読下さい。

セミナーの内容を詳しく書くのは控えますが、私も混同して使っていた「テクニック」と「スキル」の違い、「コツ」と「カン」などが整理されて、視界がこれまで以上にクリアになりました。そして、私がいままでお伝えしてきた「雑多な遊び・動きの中にこそ、将来的なパフォーマンスに繋がる答えがある」の考えも小俣氏から太鼓判をいただきました。
また、現在のスポーツ科学の基礎となっている定量的な評価だけでなく、私が現在所属している感性工学研究室でやっているような定性的な話が重要だということも確認できました。

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ということで、これからも私のスクール・セミナーでは種々の遊びをとりまぜながら、五感の感度を高めるような内容で進めていきたいと思います。

結論
結局のところスポーツ(≠競技スポーツ)の起源は「遊び」ですから、感性に従って楽しむのがイチバン!

ペダリング道場?

最近はGT ROLLER FLEX 3の試乗に来て下さる方が結構いらっしゃいます。

今回はアンカーにお乗りのお客様。
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横から見ると問題なく乗れているようにみえますが・・・

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ちょっと左に傾いて走っている傾向があります。

ということは、常にハンドルを右に切って補正しながら走っているのかもしれません。
これをフィッティングだけで解決するのは難しいと思います。
もちろんフィッティングによる修正もしますが、各種の筋力や柔軟性、バランス能力などが統合されてこの結果になっているわけで、それらをひとつずつ改善していく必要があると思います。なので、フィッティングというかポジションは生ものであり、サイクリストの皆さんとフィッターが伴走しながら時間をかけて進めていくものだと思います。

料理に例えるなら「煮詰める」ですね。文字通り、ゆっくり・じっくりと弱火でやるから飴色に仕上がるわけです。あちこちをいっぺんに換えるような「強火」はダメです。それは「煮詰める」じゃなくて「炒める=痛める」に近いと考えています。

今回はサドルの位置を少しだけ修正するアドバイスをしました。
そしてまた、しばらく乗って確かめる、身体の声を聞く。
煮詰めるには時間がかかりますが、そのぶん完成したときは、飴色の自分色に仕上がっているはずです。

今よりも、この先。

おかげさまで、以前の「子どものMTBがエライコトになっていた」に大変多くの反響をいただきました。ありがとうございます。

今回は、私たちが主催している「MTBの学校」の一部をご紹介します。

現在は月に2回のペースで、土曜日の午前中に勢和の森MTBパークで開催しています。
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テーマはシンプルに「山遊びは楽しい!」です。
なので、マウンテンバイクをメインツールとして使っていますが、木に登ってみたり、コース整備したり、栗拾いしたり、木イチゴ食べたり、タラの芽摘んだり・・・たべてばっかりだ!いえいえ、山遊びを満喫しています。

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また、レースのためのスクールではありませんので、指導者がライディングスキルばかりを教えることはしません。もちろん、それらを遊びの中に盛り込んでいますが、スキル習得をメインにしたスクールにはしていません。
大事にしているのは、自分で考え、自分で試してみて、また自分で考え・・・を繰り返してもらうことです。それは自転車に限ったことではありません。例えば下の写真にあるような山登り(崖登り?)だって先の一手を考えながら登らないと、手詰まりになるのを大人は知っています。

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でも、何も言いません。大人はなるべくケガをしないように見守るだけで、ルートは子どもの判断を尊重します。というか、登るかどうかの判断も子どもに任せています。「登りなさい」ではないんです。どうするかは「自分で判断しなさい」なので。

そうやって自分で判断することを尊重してあげて、「チャレンジしてみたい」と思った子にはチャレンジする機会をあげています。

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たとえばこの子は小学校3年生ですが、大人も躊躇する岩清水セクションを普通に走っていきます。24インチ、7段変速です。ペダル・・・もちろんフラットペダル・・・はプラスチックなので、削れてしまって靴のグリップもままならない・・・本人は気にしていないので、だから何?って感じです。そういうところも、「ビンディングのほうが○△□・・・」とか「アルミペダルでピンの食いつきが○△□・・・」とか、知ってる大人が勝手にそれが是であることを押しつけていないでしょうか。

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難しいと感じたら、エスケープを通ればいいんです。同じ小学校3年生ですが成長度・習熟度は個人で違うので、無理に同じ課題をさせる必要はありません。無理にやらせたら楽しくなくなっちゃうし。楽しくないのは継続しないし。

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高学年にもなるとヒジ・ヒザに余裕が出て、股下でバイクが自由に遊ぶ感じ・・・頭は動かない・・・ができています。これも特別に指導したわけではなく、ドリルを繰り返すうちに自然とできるようになりました。この子は5年生ですが、24インチです。27.5インチだと、股下でバイクが遊ぶ感じを習得するのはきわめて難しいでしょう。

こういう動きができるようになった子が将来ロードやトラックに移行したら、すばらしくバイクコントロールできるでしょう。なぜなら、彼らのこの動きは高次の脳ではなく低次の脳で、自動処理化されているからです。このあたりはセミナーでじっくり説明してますので、その話題はまた次の機会に。

今、この世代の子達に大事なのは、速く走る(走らせる)ことではありません。雑多な動きをたくさん経験させて、引き出しの数を増やしてあげることです。当MTBの学校に来ても、いきなりレースで速くなるようなことはないと断言できます。ですが、将来的には飛躍する可能性が高いと確信しています。

お試し参加(無料)は随時受付けていますので、ご興味のある方はぜひお越し下さい。予約なしで大丈夫です。日程変更や悪天候による開催の有無は公式ブログにて公開しています。あわせてそちらもご覧下さい。
多気町・自転車のまちづくり公式ブログ
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
●株式会社 地域資源バンクNIU 取締役兼CTO
●中京大学人工知能高等研究所 研究員
●博士(体育学)
●2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
●2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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