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ブログ移行のお知らせ

振り返れば13年以上続いた当ブログ。ここまで続いたのは、ひとえに読んでくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます。

flascoも立ち上げてからはや1年、この機会にブログをそちらへ移行することにしました。今後の情報発信は、flasco公式サイト・フェイスブック・インスタグラムで発信いたします。

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ジロ・デ・紀伊半島

この週末はなんと2つのイベント掛け持ちでした~

まず一つ目は、龍谷大学の瀬田キャンパス!
共同研究者の石原健吾先生が栄養と全身運動についての特別講演をされるとのことで、それにあわせて「全身運動には自転車が良いですよ!」と自転車のアピールをしてきました。

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発表の中で、協働研究のご紹介までしていただきました~

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同じ会場内に、特別ブースを設置していただきました。

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自転車に興味を持った学生さんが、質問してくれました。
「電動アシストに乗ってるんですけど、MTBに抜かれるんです!」
そりゃ、20km/hぐらい出せばアシストが弱くなって、重い自転車と化してますから・・・と教えてあげたら、ショックだったようです。

他にも自転車好きな先生からも数多くのご質問をいただいたり、感性工学の話に興味を持ってくださる先生もいたり、久々にアカデミックな雰囲気に触れたひとときでした。

さて、その後は和歌山県のすさみ町までひとっとび!ルートを見ると、キレイに1周です。
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地図上のB地点がすさみ町です。

今回はRIDE ON SUSAMI前日の特別セミナーとして、皆さんのペダリングを上手にするためのヒントをお伝えしてきました。
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遠くの方は、枚方や桑名からも!

座学の後は、GT ROLEER FLEX3を使った実践もやりました。自分のペダリングが「見える化」されるので、わかりやすいと評判です。
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翌日はRIDE ON SUSAMIというサイクリングイベントでした。
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なかなか風光明媚な場所です。夕日がとてもキレイだそうです。今回は400名ほどのエントリーで、そのうち15%ほどが女性だそうです。すごいですね!

スタートを見届けた後は、すさみの町を散策したり・・・
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海沿いの町らしく、波形。

帰りの道中で友人お勧めのカフェに立ち寄ったり・・・
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名古屋人のソウルフード「シロノワール」に勝るとも劣らない、フレンチトースト。バニラアイスにジャムがかかって、脇にはピーナツバターも添えられて、さらにメイプルシロップまでかけられる激甘仕様で650円。

と、盛りだくさんな2日間でした。

ぜんぜん関係ない話ですが、2週間ほど前に車のタイヤをブルーアースAに交換しました。そしたら、燃費が恐ろしく伸びた!これまでは1回の給油で600kmほどの走行距離でしたが、今回はジロ・デ・紀伊半島しても無給油でかえって来られました。しかも、まだ2メモリほど残ってる・・・700km以上走れる計算になります。車も自転車も、タイヤって大事。

JOC ジュニアオリンピックカップ/2017全国ユース選抜マウンテンバイク大会に行ってきました その2

前回は現場で感じた違和感その1を綴りましたが、今回はその2として機材について綴ります。長文ですので、お時間のあるときにでもどうぞ。

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もはや機材が競争しているとでも言えば良いのでしょうか。出場している子どもたちの機材がとんでもないことになっていました(特に小学生クラス)。結論的に言うと、「勝つことを目的とするあまり、身長による適性サイズを全く無視している選手が、恐ろしいほど多い」のです。

その最たる例がホイールの大きさです。MTBではホイール径が大きいほど有利に働くことが多いので、27.5インチや29インチのバイクに乗っている子がいます。約10年前、この大会が始まった頃には「小学生に26インチは大きすぎるんじゃないか」と心配したものですが、もはや26インチがかわいく見えます。29インチだと大人でもポジションが出ないケースが多いのに、子どもでポジションが出る確率は極めて低いはず。前輪と後輪の間に埋もれるようにして?乗る子どもの多いこと!子どもの体格に合わせて機材を選択するよりも、成績優先で機材を選択しているようにしか見えません。

このような径の大きいホイールに、子どもの頃は乗るべきではないと考えます。なぜか?技術的な上達が阻害されるからです。ホイール径が大きくなると障害物に当たっても簡単に乗り越えられるようになるので、減速しにくくなります。ということは、技術が足りなくても難しいところを行けてしまう。子どもの頃にいっぱい試行錯誤というか、チャレンジと失敗を繰り返すことでコツをつかんでいくのですが、その能力向上のチャンスを「勝つこと」を目的とした機材選択が奪っています。つまり、いま径の大きいホイールに乗っている子は、大人になってから改めて技術を覚えないといけなくなります。大人になって、より高みを目指すときにそんなことに時間を取られていたら、登れる山の高さが低くなるのは明らかです。

「いや、大人になってもそのサイズのホイールを使うから!」と反論する方もいるかもしれません。たとえば・・・数年後、お子さんがジュニアクラスでCJ登録レースに参加。コース上に29インチでも乗り越えにくい障害がありました。子どもの頃24インチでも障害をクリアできていたA君は、ホイール径が大きくなっても同じことをするだけなのでクリアしていきます。小学生のときから径の大きいホイールでオートマチックに乗り越えていたB君はやりかたを知らないので、そのセクションを通過するたびに足をつく・・・

「できるけどやらない」のと、「そもそもできない」は次元が違うのです。

そしてホイール径の大きいMTBは往々にして大人用なので、子どもの身長に合ったフレームサイズではありません。例えば、トップチューブは長すぎますし、ハンドル位置が高くなりすぎます。それを回避するために、ステムが上下逆向きの角度になっているMTBの多いこと! それでもハンドルが高すぎるのか、ライザーバーを上下ひっくりかえしてグリップ位置を下げています。そこまでしないとポジションが出ないのは(いや、それでもポジションは出ていませんが)、その子の体格とフレームサイズが合っていないってことにすぐ気付くはずですが・・・。成績を優先するあまり、道具によるアドバンテージを重視している実態が垣間見えます。

プロ選手がそうしているから、というのは極めて危険な参考方法です。彼らは与えられた機材で走ることを条件に機材面・資金面でのサポートをもらっていますから、自分が乗りたいバイクかどうかを選択できる余地はありません。その限られた条件の中でなんとかパフォーマンスを発揮できるよう、やむを得ずやっていることが果たして参考になるかどうか、です。

ペダルもそうです。多くの子どもがビンディングペダルを使っていました。こどもたちの脚はそれこそ一晩単位でぐんぐん伸張していますし、その伸張に合わせてペダリングスキルも変化しているのに、ビンディングで固定してしまったら脚の自由な動きを止めてしまいかねません。それもクリートが正しい位置に固定されている、という前提があっての話です。クリートが良くない位置に固定されているのか、あきらかにおかしいペダリングをしている子どもを何人か見ました。彼らが故障しないと良いのですが・・・
また、足を確実に固定してくれちゃうわけですから、「不安定な状況下で安定させる」という能力が奪われていきます。大会直前のトレーニングキャンプでビンディングペダルを禁止している理由は、そこにあります。

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クランク長も驚きました。レース用の高級パーツを選択するあまり、身長(特に脚の長さ)に対して長すぎるクランクを使っている子がめちゃくちゃ多いです。長すぎるクランクは下肢への負担が大きいため全くお勧めできません。身長170cmの大人が175mmのクランクを使うことすらためらうのに、130~140cm台のこどもが165mmのクランクなんて問題外です。お子さんが故障しないことが第一義なのに、変速性能や剛性、軽量性など競技的なパフォーマンスを優先している姿が、ここでも散見されます。

私は思います。その時点での最良のパフォーマンスを得るためには、お子さんの成長に合わせた部品選びをすることに尽きると。この1ヶ月間でどれだけ身長が伸びたか、腕が伸びたか、脚が伸びたか・・・をご存じですか?それは「ポジションが生もの」だからです。練習して強くなればポジションは変わるし、サボって弱くなっても変わります。大人でも昨日の自分と今日の自分は、もはや違う人物だからです。子どもの場合はそれに伸張が加わるわけですから、その変化たるや大人の比じゃありません。

結論
「適切なサイズの自転車に乗りましょう。」
声を大にして言うほどではない、極めてあたりまえのことですが、勝つことを目的化してしまうと見えにくくなってしまうのかもしれません。

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JOC ジュニアオリンピックカップ/2017全国ユース選抜マウンテンバイク大会に行ってきました

長いタイトルだ・・・

タイトルの大会に、MTBの学校から5人のメンバーが参加してくれました!
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前日はみんなでコースを試走して、翌日に備えました。
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教えたことは単純に「ライン」だけ。「自分が水だったとした、どこを流れる?」って聞いただけ。前日にいろいろ言われたって、混乱するだけですから。

嬉しいことに、メンバーの中から表彰台に乗った子も出ました。
でも私たちMTBの学校が大事にしているのは「楽しい・面白い」という気持ちがいつまでも持続されること。もちろん、勝ったり表彰台にのったりすれば嬉しいんですが、それは結果であって目的ではありません。
多くの大人は知っています。心の中の火種には限りがあることを。なのに、それを小さいうちからドンドン燃やしてしまうと、成長して本当に燃やすべき時が来たときにはもう燃え尽きている・・・なんてことになりかねません。

時折、親御さんからの熱烈な応援が聞こえてきます。
「なにやってんだー!」
すごい声援・・・ 苦笑

自分の夢・目標じゃなくて、パパやママの夢・目標をなぞらえていないか心配です。

忙しすぎて、ブログまでアップできない日々が続いておりますが、インスタは細々と更新中です。
大会まであと10日!

実は、SFMオープンが穴場です!このままでいくと、松阪牛祭りになりそうです!
100g○○○○円の松阪牛を○○kg用意する予定です。

エントリーは明日まで!


今年のカウベルはパープルです☆
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
○株式会社 地域資源バンクNIU 取締役
○サイクリストの秘密ラボ・flasco主宰
○博士(体育学)
○中京大学人工知能高等研究所 研究員
○2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
○2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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