刺激的な3日間

先週末は東京へ。


この研修と検定試験を受けに行ってきました。


連日夜9時までガッチリお勉強。
しかし、受講生全員が志を同じくする同士です。
濃いメンツに濃い内容。とても充実した3日間でした。

最大の成果は、自分が新しい知見を得たことだけではありません。
講師の先生方をはじめ、日本を代表するコーチ陣と同じ時間を共有できたこと、情報を共有できたことが何よりの成果です。
トラックも、ロードも、BMXも、MTBも超えた、ただ単純に「自転車」という枠での真のオールジャパンを目指して、これからも邁進したいと思います。
そんな無鉄砲な私に、協力してくれる家族に感謝です。

検定の結果はもうすこし先だと思いますが、受講生全員が合格しますように!

番外編
帰路はそのまま帰るわけにも行かないので、ちょっと営業へ。
グーグル先生に道案内をお願いしたら、「竹下通りを貫通せよ」とのルート提示が・・・
ええ、しかたないのでグーグル先生の言うとおりにしましたよ。
しかたないので・・・


相変わらず混沌としてました!さすが竹下通り!

ここを通ったのは何十年ぶり?最後の記憶は大学院時代の学会帰りに、某有名スイマーの後輩と来たのが最後ですかね~。
この人並みをスーツケース引きながら歩くのは、無謀でした。

営業も終わり、一息つこうとお気に入りのカフェへ行ったら、
定休日・・・

シマノが運営する、知る人ぞ知る場所です。
いわゆる「サイクリスト御用達」感を出していないところが素敵です。

それにしても東京は人が多い!
田舎暮らしに慣れきった自分には、それが一番ハードでした。
あまりの疲労感に、帰りの新幹線で口を開けて寝ていたのはナイショです。

結論
テストのため久しぶりに鉛筆で文字を書いたら、腕が筋肉痛になった44歳の春。
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ドッグランだけど人もラン

よく「オフにはどんなトレーニングをしているんですか?」と聞かれるので、今回は特別に秘密を公開します。

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二駆vs四駆。

この犬はジャックラッセルテリアという種類なんですが、もともとは狐狩りのために品種改良された犬だとか。
redbull fox huntじゃないけれど、fox hunterをhuntします。

タッチ1回につき1点、制限時間内に捕まえたら人間の勝ちです。

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完全に体勢を崩されました。

この人もGee Athertonのようにfox hunterになれるのか!?
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メチャ速いです。赤くないけど人間の三倍は速いです。

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清水:そこだー!

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犬:なにをー

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犬:脇が甘いわー!

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40歳のオッサンはニュータイプの動きについて行けません

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真剣にダイブしてかろうじてタッチ! 清水プロ1点先取です!

しかーし、人間は交代プレーという反則に出たので、相手の体力を徐々に削っていき・・・

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とったどー!の図。

最終的には人間の勝ちとなりました。

コレがオフトレ?
やってみればわかります。フットサル並みにキツイですから・・・

あ、ちなみに本当の目的は下半身の鍛錬+コーディネーションです。
自分の位置、相手の動き、立木の場所、フェンスとの距離・・・その他諸々を勘案して、数多くの選択肢の中からベストと思われるものを瞬間的にチョイスし行動に移します。
うまくいけばタッチできるし、自分の予測が甘ければタッチできない。わかりやすい結果が得られます。

そして何より、楽しいこと!
これがコーディネーショントレーニングには重要な要素ですね~

Eye of the tiger

ここ数回トレーニングに関する話題を書いていて、ふと最高の教材を思い出しました。

ロッキー4です!
いやいや、いたって真剣ですよ。

youtubeにそのシーンがありましたので、まずはご覧ください。



薪を割ったり雪道を走ったり、まさに不安定な要素の中で自分を安定させないと結果が伴わない動きです。

ところで、「薪割り」をやったことがありますか?
はじめての方は斧が薪に当たらないと思います。見た目は簡単そうですが、実際は難しいですよ。
(私の実家は小学校3~4年生ぐらいまで薪風呂でした)

しかも薪に節があるとまっすぐ割れない(しかも節の部分は堅い)ので、
割れやすい(割りやすい)方向を予測しないといけません。

「状況を察知して、最良の結果になるように調整する」
まさにコーディネーション・トレーニングのひとつですね。


うーん、どちらかと言えば私の職種はドラゴ陣営側のハズなんですが・・・

不安定だけど安定

前回は小難しい話をしましたが、身体の動きを感じ取っているのも、動かしているのも脳だと言うことはご理解いただけたでしょうか?

そんなわけで(どんなわけで?)、私はオープン・キネティック・チェーンの、しかも感覚を研ぎ澄ますことが必要になるトレーニングを日常の練習に取り入れることをお勧めしています。
自転車でもアーチェリーでも、種目は問いません。どの種目にも共通した基礎体力の一つだからです。

スラックラインも一見するとただのバランストレーニングしか見えませんが、そうではありません。
不安定な状況下でいかに自分の身体を安定したものにするか・・・自分の身体がどう動いているかをうまく感じ取れていないと、結果は伴いません。
しかも今置かれている状況の次(できればその次も)を考えて行動しないと手詰まりになってしまいます。

slackline-ma.jpg
特訓中の姪(中1)。こう見えて一応耐えてます。腹筋が割れているので、女の子なのに腹を見せたがります(笑)

他にはバランスボールなどもトレーニングによく使います。
日本語ではバランスボールですが、英語ではstability ballと呼んだりすることもあります。
まさに身体をstabilize(=安定化)させるためのボール、という感じで、こちらの呼称の方が的確な気がします。

それ以外にも、とにかく自分を「安定しない状況」にするもの(こと)がです。
身近なものでいえば、缶コーヒーの空き缶でも十分です。空き缶を立て、その上で片足スクワットをやってみてください。足裏の感覚と体幹の筋肉をちゃんと使わないと、座って立つという極めてシンプルな動作がスムーズにできません。
#まずは片足スクワットができないとダメですが(笑)

いずれにしても基礎体力の中でもとりわけ基礎となる、体幹部をしっかりと鍛えることが重要です。

頭を使え

さて、西井的トレーニング特論はまだ続きます。

前回お話しした「五感」ですが、実は「脳」がキーワードです。

五感は英語にするとセンス(sense, 正確にはfive senses)です。第六感、すなわちsixth senseは映画のタイトルにもなったのでイメージしやすいかもしれませんね。

そのセンスですが、一般的に「あいつは○○のセンスがいい」なんて言葉を耳にしますが、そもそも「センス」ってなんでしょう?

あらためて"sense"で英和辞書を引くと・・・

○〔動物の機能としての〕感覚(器官)、五感(の一つ)
○〔感覚器官から受け取る〕感覚、知覚、感触、感じ
○〔ある分野の〕鑑識力、認識力、センス

などとあります。

要するに、「感じ取って認識する能力」と言えます。
実はこの「感じ取る」と「認識する」を分けて考える必要があります。なぜなら、脳が司っているのは「感覚」ではなく「知覚」だからです。

「感覚」と「知覚」の違いを、視覚を例に説明します。

今あなたの目の前に赤い花があったとします。
視覚の抹消である目は、実は光の波長を受け取っているにすぎません。言うなればWEBカメラみたいなものです。それだけでは何も機能しません。
「今、目(WEBカメラ)から届いた情報は色が・・・、形が・・・」
このような情報が脳(パソコン)に届き、脳のデータベースに照らし合わせ、それが完了すると初めて「赤い花」として「認識」するわけです。
つまり、目は感覚、脳が知覚です。

基本的にはどの感覚器官でも同じ課程で作業が行われています。
たとえば平衡感覚も、三半規管で感じた重力・加速度を脳で認識しているわけです。


話を元に戻しましょう。
たとえば、身体で何かの動きをしたとします。
その動きを自分自身のあらゆる感覚器で感じ取り、それが思い描いた動き通りなのか否かを認識できる・・・
それが精度良くできる人は「センスが良い」ということになります。

逆に、センスが悪いというのは
「思い描いた動きをしていないにもかかわらず、それを知覚・認識できていない」
ということでしょう。
だって全くなってない動きなのに、「お、完璧な動きだ」と思ってるわけですから。
文字通りセンスが無い(笑)

トレーニングでは筋力や心肺機能だけでなく、脳も鍛えなくてはなりません。
なぜなら、すべての運動命令を出しているのは脳だからです。
何気なく操作ししているそのマウスも、勝手に動いているわけではありません。
すべてあなたの脳がそう動かしているのです。

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特訓中の姪(小5)。一生懸命感じ取ろうとしています。なにせ手がグーとパーですから(笑)
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
●株式会社 地域資源バンクNIU 取締役兼CTO
●中京大学人工知能高等研究所 研究員
●博士(体育学)
●2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
●2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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