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毎年恒例となっている、半田東高校での交通安全教習。この学校の素晴らしいところは、入学3日目の新1年生に当プログラムを実施していること。この学校の先生がたは、最も効果的なタイミングを研究しつくしたに違いない。まさにプロ。

そしてプログラムに、愛三工業レーシングチームの選手・スタッフが積極的に関わってくれるのが嬉しい。彼らも

「社会に貢献してこそ、プロだと思います」

と、頼もしい言葉。その心意気が好きだ。

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今回は岡本選手、草場選手、別府チームマネージャーが協力してくれた。彼らはなんの指示を出さなくとも、私の動きを見て先回りして動いてくれる。あぁ、この感覚はロードレースで各員がそれぞれの役割を全うしているかのよう。状況を察知・判断して、ベストな結果が出るように自分で考えて動く。ある意味でコーディネーション能力の現れと言っていい。

さて、本題の交通安全講習。私たちのプログラムでは、敢えてルール違反も体験してもらう。それぐらい危険な運転をしていることを、自分自身で確かめてもらうため。もうすこしサイエンスっぽく言うと、「知っている」という状態から「やったことがある」「わかる」というステージへ引き上げるのが目的。ご覧のように、自分の行きたい方向に行くことすらできていないを見える化。

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もはや、一本橋に乗ることすらできていない。

そして、半田東高校の交通安全講習は、きちんとルールのプロも招いているところが画期的。

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地元の半田警察による交通ルール説明。こういう説明、我々のようなルールを知っているアマチュアが説明するのと、現役のプロが説明するのとでは同じことを言っていても重さが違う

皆さんのご協力で、2時間の講習も滞りなく終了。彼らが事故のない学生生活を送ることを祈りつつ。
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今年も半田東高校へ!

facebookやインスタがお手軽なので、すっかり放置になってました。スイマセン。

今年も交通安全教習で、半田東高校へお邪魔させていただきました。

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今回も愛三工業から住吉宏太選手と渡邊翔太郎選手の2名が協力してくれました!
そして、愛知県自転車競技連盟の鈴木さんと西井の4名での実技指導です。

毎年、選手を派遣してくれる愛三工業レーシングチームさん、ありがとうございます!

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さて、本日は新入生320名が対象です。この春にというか、つい1週間前に入学したばかりのピッカピカの1年生です。
入学したばかりのタイミングで交通安全の教育をされるというのも、半田東高校さんはすばらしい取り組みだと思います。

自転車も乗り物ですから、基本は「走る」「曲がる」「止まる」です。
しかし、だれもそれについて教わったことがない。
つまり、「補助輪外し」「道路交通法規」は教えてもらっているけれど、「ちゃんとした乗り方の知識」というものを習得する機会が無いんです。
なにせ、親も「ちゃんとした乗り方」というものを知らないんですから、教えようがない。
(ひょっとしたら、それすら考えたことがないかもしれません)

ということで、本当に真っ直ぐ走れますか?というチェックのため、まずは1本橋から。
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「思っていたより難しい」との声が生徒達から。

次いで、パイロンを並べてスラローム。
まずはプロ選手の見本から
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安定した、滑らかな走りです。

で、それが簡単そうに見えるのでやってみると・・・
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あーあ、激突したうえに引きずっちゃいました。

さらに、携帯電話の操作を加えようものなら・・・
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まともにコントロールすることはできません。

すでにお気づきの方も多いと思いますが、パイロンは歩道に点在する人のイメージ。
学生達も実技中は笑っていますが、このあとの紙芝居でみんな真剣な表情にスイッチします。

そして、これは道路交通法違反ですから、半田警察の方から罰則を教えていただきます。
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「この違反は、罰金○万円または、懲役○ヶ月です!」
本職の方に言われると、すごみが違います。

我々のプログラムの特徴は、ここにあります。
交通ルールはルールのプロが、自転車の運転は自転車のプロが。
それぞれのプロフェッショナルな知識・技術を活かし、上質なサービスを提供することが重要だと考えるからです。

最後は、実際にあった損害賠償の例を紙芝居風に見せながら、みんなでお勉強。
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「いま君たちが受け取ったメールやライン、すぐ返さなきゃという気持ちはわかるけれど、本当にそれだけ(損害賠償額)の価値があるのかな?」
「そして送った側の友達も、相手が自転車運転中で返事ができないかもしれない、というのが待てないほど、友達甲斐のないやつなのかな?」
「きっと、違うよね」
なんて話でまとめながら、半田東高校での交通安全教習は修了しました~

最後のお勉強タイムは、みんな真剣に聞いてくれました。
この記事を書きながら写真を見ても、ほとんどの顔がこちらを向いて聞いてくれているのがわかります。
嬉しいですね。

とどめは宿題!
宿題を出す交通安全教習なんて、聞いたことがありません (笑)
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意のままにコントロールできるようになっておかないと、自分だけじゃなく他人にケガをさせてしまうリスクがあります。
みなさん、本当に意のままにコントロールできてますか?

自転車を安全に乗ってくれる人が増えるように、全国どこへでも出張いたします。
ご興味のある方は、弊社までお問い合わせください。
(株)地域資源バンクNIU 0598-49-4800

来月は地元・多気町の小学校で実施の予定です。頑張ります!

中日新聞に掲載していただきました!

先日おこなわれた交通安全教習の様子を、中日新聞さんに掲載していただきました!

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出展: 5/20付 中日新聞朝刊 松阪紀勢版

多くの交通安全教室で実施されている道路交通法に則ったプログラムも、我々の実施するプログラムも「交通事故を減らす・無くす」ことを目的にやっていると思います。
児童に聞くと「左手、右手の順でブレーキをかけなさい」と教わったと答えてくれますが、実際はそんな悠長に考えている時間は無いでしょう。
だったら、両輪のブレーキを、それも思いっきり強くかける練習をしておいてはどうでしょうか。
そこまで強くブレーキを掛けると、前につんのめって危ないとおっしゃるかもしれません。
でも、そこまでブレーキをかけたことがないのと、年に1回でも経験しているのとでは雲泥の差があります。
(で、前転しないようなブレーキのかけ方を練習するのですが)

実際に、練習中にブレーキワイヤーが切れたこともあります。
でも、「練習のときで良かったね。きちんと整備しておこうね」と言えるのか、実際の現場で発生してしまうのか。

本番と同じレベルでやるから練習です。
単なる練習では、本番に備えることはできません。

スケアードストレートのような、負(ネガティブ)の強化も効果的だと思いますが、「自分がきちんと運転できることで、自分だけじゃなく周りの人も安全でハッピーだ」といえる、正(ポジティブ)の強化を我々はお勧めしています(特に小・中学生)。

全国津々浦々どこへでも出張しますので、お気軽にお問い合わせください。

交通安全教習! 多気町立佐奈小学校

今日は多気町立佐奈小学校にて、交通安全教習の講師を務めさせていただきました。

今年でもう5年目になりますが、今回は初めての雨・・・体育館にシートをひいての開催となりました。

佐奈小学校では、1~3年生は交通法規を、4~6年生は実技指導を、といった区分で実施しております。
そして、1~3年生に教えるのは、警察OGの方。つまり、道路交通法規の専門家です。
我々実技チームは、中島崚歩技術専門官と、ワタクシ。こちらもやはり自転車の専門家です。
それぞれの専門家が、専門分野をしっかりと教えるのが私たちのプログラムの特徴です。
それを5年もやらせていただいております。

さて、我々実技チーム。
基本は常に「走る」「曲がる」「止まる」ですが、小学生はまず「止まる」を徹底的に教えます。
特に急制動。とっさの時でも自然とできて、自分が交通事故に巻き込まれないように。そして、きちんと止まれるようになることは、他の人を傷つけるリスクを減らすことにも繋がると信じています。

まずは、後ろブレーキだけかけるとどうなるか、前ブレーキだけかけるとどうなるか、を実演します。
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リアブレーキはタイヤがロックするけど停止しない、フロントブレーキは停止するけどつんのめる、というように前後で役割が違うことを理解してもらいます。

そして、正しい急制動。
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こういう基本技術って、想像以上に難しいです。ちなみに、タイヤは前後ともロックしません(してはいけません、が正解)。人力ABS機能が必要です。

でも、これを実際にやれといってもなかなかおしりが下がりません。だって、みんな恥ずかしいんだもん。

なので、自転車を置いてイメトレ。みんなで「せ~の、エビ!」なんて声を出して全員一致でやると、盛り上がります。
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そのうちに、しっかりと腰が引けるようになってきます。
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児童がもっている自転車はブレーキの利きが甘いことが多いので、リアが浮いてくるという感覚がわかりづらいです。なので、ディスクブレーキのMTBでやってもらうと、効果的です。

今回の交通安全教習で感じたのは、やはり継続してやることにすごく意味があるということ。
6年生はかれこれ3年目の交通安全教習ですが、今年初めて実技コースに上がってきた4年生とはレベルが違います。
特に我々が丹念に教えている急制動。毎年この時期にやるだけなのに、全員メチャ上手。
やはり、「できるけど(いまは必要ないので)やらない」のと、「できない」のは根本的に違うのです。
当ブログの読者の方なら、しょっちゅう出てくるフレーズなのでご存じですね~。

さて、途中の写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はTVの取材を受けました。
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終了後のインタビューに群がる子ども達!

名古屋テレビのドデスカ!にて、6/3に放送の予定です。
あくまでも予定ですので、気になる方は毎日メーテレでチェックよろしくお願いしま~す!

次回は5/20に高校生レストランで有名な相可高校で実施です。
高校生は自分が加害者になることを想定した、ピリっと締まる内容でお届けの予定です。
ご期待下さい。

交通安全教習@半田東高校

4/11に愛知県の半田東高校にて交通安全教習を実施させていただきました。

今回はなんと、豪華メンバー!s_DSC3602-2.jpg
愛三工業レーシングから福田選手と黒枝選手が講師として参加してくれました~
そして、愛知県自転車競技連盟の鈴木さんと西井の4名での実技指導です。

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まずはウォーミングアップ。
「スタンディングぐらいみんなの前でできるやろ~?」
「任せてください!」
なんて会話が交わされたとか、交わされていないとか。

内容はシンプルに、走る・曲がる・止まるです。
かといって、あらためて「自転車の運転教習」なんてことを習ったことがある人はほとんどいません。
今回も生徒さんに聞いてみましたが、自転車の乗り方は「補助輪外し」しか習っていないとのこと。

なので、改めてやってもらい、自分の自転車運転技術を確認してもらいます。

まずは「走る」の一本橋。本当にまっすぐ走れますか?
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さすがプロ。ど真ん中で安定しています。
安定もそうですけど、真ん中を走ることができる(思い通りの位置をトレースできる)ということが、大事ですよね。

実際にやってみると・・・
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あれれ、結構難しいぞ???

お次は「曲がる」です。パイロンのスラローム。
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福田選手による模範実技。

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実際に見るとやるとでは大違い!あれ、自転車の運転ってこんなに難しかったっけ?
そうです。難しいんです。
自分の思い通りに運転できなかったら、危ないですよね。それは、自分だけじゃなく他人も。

そしてさらに、携帯電話の操作まで加わったら・・・
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実際に交通ルール違反を体感してもらいながら、いかにそれが危険かを身をもって理解してもらいます。

もちろん「止まる」もぬかりなく。
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思い通りに止まれる、というのは「走る」「曲がる」「止まる」の中でも最重要課題です。
これも自分が事故に遭うリスクを減らすことと、他人を傷つけないために必須の内容です。
この機会に、生徒さんにもフルブレーキをやってもらいました。
「実際に交差点で車が出てきたと思って、今日は本気のフルブレーキをしてください!」
本番を想定して、本番と同じことをするから練習です。

そしてもちろん、交通ルールは半田警察署からお越しいただいた、本職の方にご指導いただきました。
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「この違反は、罰金○万円または、懲役○ヶ月です!」
本職の方に言われると、すごみが違います。

我々のプログラムの特徴は、ここにあります。
交通ルールはルールのプロが、自転車の運転は自転車のプロが。
それぞれのプロフェッショナルな知識・技術を活かし、上質なサービスを提供することが重要だと考えるからです。

最後は、実際にあった損害賠償の例をみせながら、みんなでお勉強。
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「いま君たちが受け取ったメールやライン、すぐ返さなきゃという気持ちはわかるけれど、本当にそれだけ(損害賠償額)の価値があるのかな?」
「そして送った側の友達も、相手が自転車運転中で返事ができないかもしれない、というのが待てないほど、友達甲斐のないやつなのかな?」
「きっと、違うよね」
なんて話でまとめながら、半田東高校での交通安全教習は修了しました~

最後のお勉強タイムは、みんな真剣に聞いてくれました。
この記事を書きながら写真を見ても、ほとんどの顔がこちらを向いて聞いてくれているのがわかります。
嬉しいですね。

自転車を安全に乗ってくれる人が増えるように、全国津々浦々、出張いたしますよ~
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
○株式会社 地域資源バンクNIU 取締役
○サイクリストの秘密ラボ・flasco主宰
○博士(体育学)
○中京大学人工知能高等研究所 研究員
○2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
○2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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