先週の日曜日はDHしてきました。
DHといっても「ダウンヒル」ではありません。「ダブルヘッダー」です。
何をダブルヘッダーしてきたかというと・・・
まずは午前中。
日本褥瘡(じょくそう)学会・中部地方会学術集会にて研究発表。
一応仕事してます。ハイ。
※褥瘡(じょくそう)は「床ずれ」のことです。
その後、名古屋市の市民大(だゃぁ)討論会「自転車について話そまゃぁ」に参加。

個人的には「でゃぁ討論会」「話そみゃぁ」が正しい発音に近いと思うんだがや。
河村市長を交えての討論会参加にちょっとワクワクです。

「自転車遊説」の元祖を自負する河村市長登場。
「本人」という幟を自転車に立てて遊説している姿を見たことがあります。

市民・自転車フォーラムさんや名チャリ(メイチャリと読みます)さんが展示をしていました。

5~6名程度のグループに分かれて、与えられたテーマに関する議論をします。
参加者の方は日頃から自転車に乗っている人だけではありません。交通指導員をされているご年配の方や、栄(名古屋の繁華街)の商店街の組合長の方、車いすの方や視覚・聴覚にハンデを持つ方など、いろいろな方が参加されていました。
下は中学1年生から、80代の大先輩まで!

不肖、西井もインタビューを受けました。

各グループで議論しあった内容は、最後に皆さんの前で発表します。
おもしろかったのは、議論の内容です。
自転車に乗る人が多かったので、もっと「自転車が乗りやすい道路を作れ~」といった内容がたくさん出てくるかと思いきや、
「自転車乗りから見ても、マナーが悪すぎる」「もっと自転車教育が必要だ」と言った自戒的コメントが多く寄せられました。
私も全く同感で、日頃から自転車に乗っているからこそ、マナーを守れていない人が目につきます。
たとえば信号無視。スポーツ車に乗っている人ほど、信号無視を普通にする姿を見かけます。
停車後の再加速がいやだとか、ペダルの嵌め外しが面倒くさいとか、いろいろな言い訳を耳にしますが、ルール違反はルール違反です。
私も現役時代は頻繁にやっていましたが、今は全くやりません。
自分で自分たち「自転車乗り」の品格を下げたくありませんから。
次に気になるのが逆走、無灯火。
同じ軽車両である原付で逆走していたら、110番通報されると思います。
無灯火や信号無視も同じでしょう。
なのに自転車では注意すらされない・・・
我が国における自転車の扱いが、あまりにも無秩序・無関心なのです。
上の写真にあるように私もインタビューを受けましたが、答えた内容は
「我が国の自転車教育があまりにも稚拙だと思う。中・高生以上は自分が加害者にもなり得るということをしっかりと教えないといけない」
でした。
考えてみてください。
歩行者は通常4km/hぐらいで歩いています。自転車(ママチャリ)は16~20km/hぐらいです。つまり、4~5倍の速度差があります。それほどの速度差がある中で、歩道上の歩行者を避けるように蛇行運転している様が日常的に見られます。
車道に置き換えてみましょう。
あなたは40km/hで走っている軽自動車だとします。その間を160~200km/hぐらいでスポーツカーが爆走していったら、危険極まりないと思いませんか?
しかも、それが逆走だとしたら?
私の経験では、自転車教室を受講したのは確か小学生3~4年ぐらいが最初で最後だったと思います。
校庭に白線を引いて道路に見立て、信号や交通ルールを守らないと自分が被害者になるよ、ということを教えられた記憶があります。
中学の時は自転車通学が禁止されていたこともあってか、そういった講習は一切なし。
高校の時は自転車通学をしていましたが、年に1回自転車の整備状況を確認されるだけでした。
(それによって自転車通学許可証が交付された)
なので、やはり講習は一切なし。
何かを覚えるにあたり2~3回は復習するのが当たり前なのに、小学校で1回やっただけの内容を一生覚えておけというのは無理に決まっています。
名古屋市にはぜひとも、こういう教育をやれる環境を構築して欲しいものです。
環境さえいただければ、私は喜んで協力します。
もちろん、日本マウンテンバイク協会・愛知県支部も協力します。
官の方、ぜひご一考ください。