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さぁ、いよいよ!

新しくカテゴリーを作りました。
そう、「ロンドンオリンピック」というカテゴリーです。
ついに来ました!って感じですね。

というのも、UCIからロンドンオリンピックの参加基準が発表されました。

参加最大枠は男子が50名、女子が30名です。
相変わらず厳しいですね・・・

参加枠は

参加基準その1: UCIの国別ランキング
参加基準その2: 各国大陸選手権の結果

で決定します。
#国別ランキングはUCI個人ポイントの各国上位3名分が合計されたものです。


もし参加基準1を満たしている場合は、参加基準2の大陸選手権で優勝してもそれは無効になります。
逆に、参加基準1を満たしていない場合は、大陸選手権にかけるしかなくなります。


男子から見ていきましょう。

参加基準その1
国別ランキング1-5位 各国最大3名
国別ランキング6-13位 各国最大2名
国別ランキング14-24位 各国最大1名

参加基準その2
大陸選手権 1位と2位の国 各国最大1名

**********************************************
女子は

参加基準その1
国別ランキング1-8位 各国最大2名
国別ランキング9-18位 各国最大1名

参加基準その2
大陸選手権 1位の国 最大1名

**********************************************

北京オリンピック時の女子を例に見てみましょう。

日本は国別ランキングで18位以内に入れなかったので、アジア大陸選手権で優勝する必要がありました。
結果は皆さんご存じの通り、1位~3位が中国、4位に日本となりました。
ところが中国は当時の国別世界ランキングが1位でしたので、参加基準その1を満たしていました。
つまり、中国はそちらで2名分の枠を確保していたので、「2番目の国」だった日本に参加基準その2で1名分の枠がまわってきたという流れです。

いずれにしても、大陸選手権で1発勝負をするにはリスクが大きすぎるので、なるべく国別ランキングで枠を確定させるのがベストでしょう。

さてその国別ランキングですが、今回は計算方法が変更されました。

2010/5/23~2011/5/22 これで2011年分ランキング
2011/5/23~2012/5/23 これで2012年分ランキング

この2年分を合算して国別ランキングとし、枠を確定させるそうです。

ちょうど今、山本幸平選手や片山梨絵選手がワールドカップを転戦していますが、
次のOffenburg (GER)の結果からが計算対象になります。

山本選手は前回のワールドカップで30位に入り、5/3付けのランキングで個人40位、国別21位に押し上げてくれています。
次のOffenburgではもっと良い並びからスタートできるはずですので、参加基準1での枠獲得にかなり期待できます。

片山選手のランキングは個人52位、国別27位です。
でもポイントは次の試合からですので、これから是非がんばってほしいものです。

皆さんの応援が何より力になります。
ご声援をよろしくお願いいたします。
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
○株式会社 地域資源バンクNIU 取締役
○サイクリストの秘密ラボ・flasco主宰
○博士(体育学)
○中京大学人工知能高等研究所 研究員
○2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
○2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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