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自転車だけでダイジョウブ?

さて、前回の話題に関連して、たまには本業っぽい(?)話を。

自転車運動はいわゆるクローズド・キネティック・チェーン(closed kinetic chain:以下クローズド)というものに分類されます。

最新スポーツ科学事典(平凡社,日本体育学会監修)によると、

クローズド・キネティック・チェーンはオープン・キネティック・チェーン(open kinetic chain:以下オープン)と対になる語であり、もともとは運動学(kinesiology)の領域で1955年にスタインドラー(A.STeindler)によって定義された語である。厳密な定義は現在でも確立されていないが、一般的には、「遠位部の関節の自由な動きが外力により制限されているような、荷重位での多関節運動」として認知されている・・・以下省略

と記されています。

つまり、自転車運動は遠位部(体の中心から遠い部分=この場合は足)が円軌道上に固定されています。
それによって、脚は決まった動きしかできません(ある程度は動きの自由度がありますが)。
逆のオープンはサッカーなどをイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。

この、クローズドとオープンの両方をトレーニングに取り入れることが重要だと私は考えています。


うーん、書き始めたら長くなりそうな予感がしてきました。
連載にします(笑)
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動的平衡

最近のトレーニング・マイブーム。

slackline00.jpg
スラックライン(slackline)という代物です。一言で言うと「綱渡り」です。それ以上でもそれ以下でもありません(笑)。

5cm幅のベルトにラチェットがついていて、それでテンションをかけます。イメージ的にはトラックの荷物を固定するラッシングベルトと同じです。
ただし素材が異なるようです。ラッシングベルトは伸びない素材ですが、こちらはある程度ですが伸び縮みします。
それによって「たるみ」が出るので、slack(=たるみ) lineというようです。

この綱渡り、実はか~な~り~良い腹斜筋トレーニングになります。
残念ながら乗れない人は、脚のトレーニングになっちゃいますが。
どちらにしても良いトレーニングになるのは間違いありません。

slackline03.jpg
なかなか安定して乗ることができません。1歩進んだら、もう落ちています。

slackline02.jpg


























必死にこらえています。このとき、腹斜筋が全開バリバリに働いています。
おそらくインナーマッスルもフル動員でしょう。
だって必死ですから(笑)。


こういうやり方もあります。
slackline01.jpg
脚前挙ってやつですね。バランスが悪いと後ろに「クルンっ」となるので、安全のためにヘルメットを被っています(笑)。
このパターンではバランスもさることながら、体幹の弱さを露呈しています。なぜなら・・・

本当はこうならないといけないんです・・・↓
slackline04.jpg
脚が水平まで上がり、ピシッと止まっています。美しい。

自転車だけ乗っていれば強くなれるわけじゃありません。ウェイトトレーニングで補強しても不十分です。
重要なのは、
不安定な環境・状況の中で、いかに自分を安定させることができるか
です。
ペダリング運動やウェイトトレーニングなど、決まった動きだけじゃだめなんです。


いわゆる「遊び」の中に、もっとトレーニングとしての価値を見出す必要があると思う今日この頃です。
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
○株式会社 地域資源バンクNIU 取締役
○サイクリストの秘密ラボ・flasco主宰
○博士(体育学)
○中京大学人工知能高等研究所 研究員
○2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
○2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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