洗車日和
↑そんなタイトルをつけると、世間一般的には自動車のことを意味するんでしょうけれど・・・否。
自転車の洗車に決まっとります。
ここのところ軽く湿ったダートを走ったりしたので、少し汚れてまして。
一番わかりやすいところで言うと、チェーンはごらんのような感じです。

このままでも走れないことはないですが、砂や砂利が研磨剤となってチェーンやスプロケをどんどん摩耗させてしまいます。
それ以上にこのデロデロが抵抗になって、パワーをロスさせてしまいます。
だもんで、これらのケミカルを使ってピカピカにします。

右端のフィルタークリーナーというのがいわゆるディグリーザーです。これでチェーンの油をきれいに落とします。水に触れると乳化するので、最後はホースで水をジャーっとするだけで本当にきれいに落ちます。
早速作業に入ります。
MTBはチェーンがとにかく汚くなるので、隙間に入り込んだ砂を完璧に落とさないといけません。
だもんで、私はこんなアイテムを使います。

いわゆる「チェーンクリーナー」です。いろんなメーカーから発売されていますが、差があるのか無いのかはわかりません。これしか使ったことがないので。
これに規定量のフィルタークリーナーを注ぎます。ちょうどパークツールのロゴ下にある白いラインまでですね。
上下2分割式になっているので、写真のように簡単にセットできます。
セッしたらクランクをグルグルと逆回転させます。このとき、ギアはアウタートップに入れておきます。汚れが若干飛び散りますので、リムやタイヤから一番遠い位置にするためです。
4~5回転させるだけで・・・

さらにもう少し回転させて、きれいになったと思ったところでチェーンクリーナーを外します。
洗浄液は真っ黒になっていますが汚れを取るパワーはまだ残っているので、適当な容器に移して歯ブラシ等でスプロケットやフロントチェーンリングをゴシゴシします。
ディレイラーの隙間等もきれいにしておきましょう。
ほんでもって台所洗剤を含ませたスポンジで軽く洗った後、最後は水でジャーっと流します。
すると・・・

ピカピカ!チェーンの神様も喜んでいるハズ(笑)!

スプロケットもギンギンです。高圧洗車機なんて一切使っていません。
ここまでの作業時間、準備段階から数えておよそ10分。
知らないと凄いメンドウクサイ作業のように思うかも知れませんが、専用のケミカルや道具を使えば驚くほど短時間で、驚くほどピカピカになるんです。
この洗車ですが、実は練習と同じぐらい大事なことだったりします。
というのも、洗車すると細部まで自分の目でしっかりと確認しますので、部品やフレームのコンディションをいつも以上に把握できます。
例えばチェーンも使用しているうちに伸びてきますが、どれぐらい伸びてるかを把握されている方は少ないんじゃないでしょうか?フロントチェーンリングも、ひょっとしたらどこかにヒットして歯が痛んでいるかもしれません。
洗車はそれをしっかりと観察できるので、大事なのです。
プロ選手の自転車が毎日ピカピカなのは、見た目の清潔さもさることながらトラブルを未然に防ぐためメカニックが毎日細かくチェックしている証なのです。
さて、ここで私からの提言をば。
自転車競技をされているお子さんをお持ちの親御さん、子供の自転車は自分で洗わせてください。
合宿でも自分の自転車のホイールを脱着できない、洗車なんてしたことないという子供が意外と多くいます。
レースや練習中にメカトラブルが起きても自力で解決できないばかりか、一人での遠征すらままならない姿が目に浮かびます。
なにより、道具にも魂があります。自転車は自分と一緒に戦ってくれる唯一の相棒です。相棒を人任せでは、道具は応えてくれません。
ちなみにナショナルチームの選手達であっても、会場に到着した際の組み立てと帰国時の梱包はすべて自力です。
それは我々スタッフがやらないのではなく、選手達がそうさせないのです。
魂を入れる作業は、ほかの誰にもできないからです。
そんなこんなで、皆さんの愛車もピカピカにしてあげてくださいね!
大事に使えば、道具はかならず応えてくれますから。
洗車をやってみたい、詳しく知りたい!というご父兄のために(!?)洗車ワークショップを近々開催する予定です。
ご期待ください。
自転車の洗車に決まっとります。
ここのところ軽く湿ったダートを走ったりしたので、少し汚れてまして。
一番わかりやすいところで言うと、チェーンはごらんのような感じです。

このままでも走れないことはないですが、砂や砂利が研磨剤となってチェーンやスプロケをどんどん摩耗させてしまいます。
それ以上にこのデロデロが抵抗になって、パワーをロスさせてしまいます。
だもんで、これらのケミカルを使ってピカピカにします。

右端のフィルタークリーナーというのがいわゆるディグリーザーです。これでチェーンの油をきれいに落とします。水に触れると乳化するので、最後はホースで水をジャーっとするだけで本当にきれいに落ちます。
早速作業に入ります。
MTBはチェーンがとにかく汚くなるので、隙間に入り込んだ砂を完璧に落とさないといけません。
だもんで、私はこんなアイテムを使います。

いわゆる「チェーンクリーナー」です。いろんなメーカーから発売されていますが、差があるのか無いのかはわかりません。これしか使ったことがないので。
これに規定量のフィルタークリーナーを注ぎます。ちょうどパークツールのロゴ下にある白いラインまでですね。
上下2分割式になっているので、写真のように簡単にセットできます。
セッしたらクランクをグルグルと逆回転させます。このとき、ギアはアウタートップに入れておきます。汚れが若干飛び散りますので、リムやタイヤから一番遠い位置にするためです。
4~5回転させるだけで・・・

さらにもう少し回転させて、きれいになったと思ったところでチェーンクリーナーを外します。
洗浄液は真っ黒になっていますが汚れを取るパワーはまだ残っているので、適当な容器に移して歯ブラシ等でスプロケットやフロントチェーンリングをゴシゴシします。
ディレイラーの隙間等もきれいにしておきましょう。
ほんでもって台所洗剤を含ませたスポンジで軽く洗った後、最後は水でジャーっと流します。
すると・・・

ピカピカ!チェーンの神様も喜んでいるハズ(笑)!

スプロケットもギンギンです。高圧洗車機なんて一切使っていません。
ここまでの作業時間、準備段階から数えておよそ10分。
知らないと凄いメンドウクサイ作業のように思うかも知れませんが、専用のケミカルや道具を使えば驚くほど短時間で、驚くほどピカピカになるんです。
この洗車ですが、実は練習と同じぐらい大事なことだったりします。
というのも、洗車すると細部まで自分の目でしっかりと確認しますので、部品やフレームのコンディションをいつも以上に把握できます。
例えばチェーンも使用しているうちに伸びてきますが、どれぐらい伸びてるかを把握されている方は少ないんじゃないでしょうか?フロントチェーンリングも、ひょっとしたらどこかにヒットして歯が痛んでいるかもしれません。
洗車はそれをしっかりと観察できるので、大事なのです。
プロ選手の自転車が毎日ピカピカなのは、見た目の清潔さもさることながらトラブルを未然に防ぐためメカニックが毎日細かくチェックしている証なのです。
さて、ここで私からの提言をば。
自転車競技をされているお子さんをお持ちの親御さん、子供の自転車は自分で洗わせてください。
合宿でも自分の自転車のホイールを脱着できない、洗車なんてしたことないという子供が意外と多くいます。
レースや練習中にメカトラブルが起きても自力で解決できないばかりか、一人での遠征すらままならない姿が目に浮かびます。
なにより、道具にも魂があります。自転車は自分と一緒に戦ってくれる唯一の相棒です。相棒を人任せでは、道具は応えてくれません。
ちなみにナショナルチームの選手達であっても、会場に到着した際の組み立てと帰国時の梱包はすべて自力です。
それは我々スタッフがやらないのではなく、選手達がそうさせないのです。
魂を入れる作業は、ほかの誰にもできないからです。
そんなこんなで、皆さんの愛車もピカピカにしてあげてくださいね!
大事に使えば、道具はかならず応えてくれますから。
洗車をやってみたい、詳しく知りたい!というご父兄のために(!?)洗車ワークショップを近々開催する予定です。
ご期待ください。
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