中日新聞に掲載していただきました!

出展: 5/20付 中日新聞朝刊 松阪紀勢版
多くの交通安全教室で実施されている道路交通法に則ったプログラムも、我々の実施するプログラムも「交通事故を減らす・無くす」ことを目的にやっていると思います。
児童に聞くと「左手、右手の順でブレーキをかけなさい」と教わったと答えてくれますが、実際はそんな悠長に考えている時間は無いでしょう。
だったら、両輪のブレーキを、それも思いっきり強くかける練習をしておいてはどうでしょうか。
そこまで強くブレーキを掛けると、前につんのめって危ないとおっしゃるかもしれません。
でも、そこまでブレーキをかけたことがないのと、年に1回でも経験しているのとでは雲泥の差があります。
(で、前転しないようなブレーキのかけ方を練習するのですが)
実際に、練習中にブレーキワイヤーが切れたこともあります。
でも、「練習のときで良かったね。きちんと整備しておこうね」と言えるのか、実際の現場で発生してしまうのか。
本番と同じレベルでやるから練習です。
単なる練習では、本番に備えることはできません。
スケアードストレートのような、負(ネガティブ)の強化も効果的だと思いますが、「自分がきちんと運転できることで、自分だけじゃなく周りの人も安全でハッピーだ」といえる、正(ポジティブ)の強化を我々はお勧めしています(特に小・中学生)。
全国津々浦々どこへでも出張しますので、お気軽にお問い合わせください。
交通安全教習! 多気町立佐奈小学校
今年でもう5年目になりますが、今回は初めての雨・・・体育館にシートをひいての開催となりました。
佐奈小学校では、1~3年生は交通法規を、4~6年生は実技指導を、といった区分で実施しております。
そして、1~3年生に教えるのは、警察OGの方。つまり、道路交通法規の専門家です。
我々実技チームは、中島崚歩技術専門官と、ワタクシ。こちらもやはり自転車の専門家です。
それぞれの専門家が、専門分野をしっかりと教えるのが私たちのプログラムの特徴です。
それを5年もやらせていただいております。
さて、我々実技チーム。
基本は常に「走る」「曲がる」「止まる」ですが、小学生はまず「止まる」を徹底的に教えます。
特に急制動。とっさの時でも自然とできて、自分が交通事故に巻き込まれないように。そして、きちんと止まれるようになることは、他の人を傷つけるリスクを減らすことにも繋がると信じています。
まずは、後ろブレーキだけかけるとどうなるか、前ブレーキだけかけるとどうなるか、を実演します。

リアブレーキはタイヤがロックするけど停止しない、フロントブレーキは停止するけどつんのめる、というように前後で役割が違うことを理解してもらいます。
そして、正しい急制動。

こういう基本技術って、想像以上に難しいです。ちなみに、タイヤは前後ともロックしません(してはいけません、が正解)。人力ABS機能が必要です。
でも、これを実際にやれといってもなかなかおしりが下がりません。だって、みんな恥ずかしいんだもん。
なので、自転車を置いてイメトレ。みんなで「せ~の、エビ!」なんて声を出して全員一致でやると、盛り上がります。

そのうちに、しっかりと腰が引けるようになってきます。

児童がもっている自転車はブレーキの利きが甘いことが多いので、リアが浮いてくるという感覚がわかりづらいです。なので、ディスクブレーキのMTBでやってもらうと、効果的です。
今回の交通安全教習で感じたのは、やはり継続してやることにすごく意味があるということ。
6年生はかれこれ3年目の交通安全教習ですが、今年初めて実技コースに上がってきた4年生とはレベルが違います。
特に我々が丹念に教えている急制動。毎年この時期にやるだけなのに、全員メチャ上手。
やはり、「できるけど(いまは必要ないので)やらない」のと、「できない」のは根本的に違うのです。
当ブログの読者の方なら、しょっちゅう出てくるフレーズなのでご存じですね~。
さて、途中の写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はTVの取材を受けました。

終了後のインタビューに群がる子ども達!
名古屋テレビのドデスカ!にて、6/3に放送の予定です。
あくまでも予定ですので、気になる方は毎日メーテレでチェックよろしくお願いしま~す!
次回は5/20に高校生レストランで有名な相可高校で実施です。
高校生は自分が加害者になることを想定した、ピリっと締まる内容でお届けの予定です。
ご期待下さい。
清掃活動
ワールドカップ遠征で得たもの
大変遅ればせながら、ご報告です。
今年よりWIAWISチームを発足いたしました。また、昨年はテストライダーだった中島崚歩選手をアンバサダーとして迎え入れ、国内CJシリーズを中心に活動の場を広げていきます。
その中島崚歩選手ですが、4/24に開催されたワールドカップ@オーストラリアに参加してきました。
結果から言うと、女子U23クラスで9位。9名出走だったので最下位です。
しかし、今回の遠征に際して、私たちの目的は成績ではありませんでした。
今回の目的は「世界トップクラスになるためには、どれぐらいのスピードが必要かを確かめてくること」でした。そのためには、WC@オーストラリアが最適だと考えたためです。
その理由は...
1. 参加選手が少ない
一見すると、参加選手が多い方がトップクラスが多数集まるから良いんじゃないの?と思われるかもしれません。しかし、参加選手が多くなればなるほど、UCIランキングの低い中島選手はスタート位置が後ろになってしまいます。これではスタート後の混乱に埋もれて、世界トップクラスと併走することは実現できなくなってしまいます。
奇しくも予想が的中し、今回の出走は9名。むしろ、本気でWCを転戦するトップ中のトップに厳選されたうえに、全員がスタートライン横一線に並んだので最高の条件が整ったと思います。
2. 初戦なので、課題を修正しやすい
今回のWCは4/24におこなわれました。つまり、シーズンが終了する11月までに、今回の遠征で見つけた課題に向かって取り組む時間が十分にあります。
また、このオフシーズンに取り組んできたトレーニングが、どれほどの成果があったかを確認することもできます。実際に、「最初の登りは先頭集団で登り切れたことが自信に繋がった」「SFMのハードなコースで慣れていたおかげで、下りは思っていた以上に行けた」と言っておりました。その先に見つかった課題については・・・取組中なのでナイショです。
3. ヨーロッパへ行くより、圧倒的に近い・安い
今回の遠征にはLCCを利用しました。LCCだと航空券が安いこともメリットですが、荷物の重量を「買う」ことができるのもメリットです。つまり、LCCだと最初から「40kg持って行くので、その分の重量を購入します」ということができます。これは、超過重量分の料金を支払うよりコストが抑えられます。
そして、フライト時間も短いし、時差も少ない。時差調整に気を使わなくて良いのは、とても重要な要素です。
そんな条件が整うのはオーストラリアだったため、参加を決めました。
結果は冒頭でお知らせしたように9人中9位。
スタートから飛ばさず自分の実力どおり走れば、8位か7位になったかもしれません。しかし、それは私たちにとって意味のないことでした。
世界トップクラスの、ガチンコ勝負のスピードを自分の脚で経験しなかったら、いつまで経っても想像の域を脱しません。未知の点ではなく、既知の点にすることが遠征の真の目的だったからです。数学的な外挿・内挿と同じ考え方ですね。
とにかく、今回の遠征で最大の目的は達成できました。
あとは、それに向けての課題をクリアしていくだけ。
彼女にとって世界トップレベルのスピードは、既知の点になったのですから。
GWは家族でサイクリング!
同時に、遠き異国の地ではアジア大陸選手権が開催されています。
どちらも、選手・関係者の皆さんは頑張っておられることでしょう、陰ながら声援を送ります。
こちらは数家族集まってのサイクリング、前日までは突風吹き荒れる荒天で開催中止の決断をしましたが・・・当日の朝に空を見上げてみると・・・晴天!
こりゃー開催するしかないでしょう!ということで朝の5:30から緊急チャット会議。
集まれる人だけで開催することになりました。

それでもこの人数! コーディネーターを努めてくださった営業次長の実力発揮?です。
目的地の定食屋さんめざして、スタート!
それにしても良い天気です。お茶畑を眺めながら・・・もうすぐ新茶のシーズンですね!

道中、世界潅漑遺産にも登録されている「立梅用水」の横を走りながら、新緑を満喫します。


用水沿いは車も来ないので、親子でも安心して走れます
あれよあれよ、という間に到着~

※乳母車は参加者じゃありません 笑
ここの定食屋さんは知る人ぞ知る店で、オーナーさんご夫妻も自転車を趣味にされているので多くの自転車乗りが集まります。
ここの特徴はゴハンのおいしさもさることながら、眼下に広がる絶景!
特等席は、さっさと子ども達に占領されました~

紹介したいのはやまやまですが、あまり有名になると困るとおっしゃるので、ナイショにしておきます。
どうしても気になる方は、次回のツアーにご参加ください。
エネルギー補給したあとは峠道もえんやこら、峠さえ越えてしまえばゴールまで下り基調なのであっというまに戻ってきました。
そして、ゴールの後はやっぱりデザートだよね!ということで、今回のツアーに参加していたイチゴ農家さんのハウスへ突撃!

エキスパート?の私はハウスのとなりにあるローカル販売所で例のブツを購入してイチゴハウスへダッシュ!

大内山ソフトクリームと新品種「かおりの」の超豪華な組み合わせ。やばいです。
デザートを食べた後は、お勉強も。
ミツバチで受粉させているイチゴ農家さんならではのバックヤードツアーです

全員、ハウスからおそるおそる見ています

さすがにこれは怖い。
お腹もココロも満たされて、大満足の1日でした!!