自転車道の拡充

今日の朝日新聞1面にこんな記事が掲載されていました。

日本もやっとですか…という印象は否めませんが、とにかく今後の展開に大いに期待するところです。

ところがその後にこう続いていました(名古屋版だけでしょうか?)。

以下朝日新聞(5/13付 朝刊)から抜粋
名古屋市自転車駐車対策室の鈴木紀宏主幹は「名古屋市にはもともと幅の広い歩道が多く、自転車が通る部分の舗装の色を変える整備を続けている。通行ルールを守ってもらえるように、小学校などでのPR活動も続けたい」としている。
(掲載分まま転記)

読んでからしばらくして、疑問に思うことが出てきました。
日常的に名古屋の歩道を走っている経験から、腑に落ちないところを何点かを挙げてみると、

●名古屋には「幅の広い歩道」が多いと言っているが、その中の自転車区分は歩行者区分より狭くて走りにくいため、自転車はもっぱら歩行者区分を走行している。
>>歩行者の4倍以上の速度で移動しているのだから、制動や操舵の面からいっても歩行者区分よりも広くしないと危険である。(結局自転車も歩行者区分を走行していることが多い)
>>自転車区分は幅員が1台分程度しかないので、自転車同士のすれ違いは非現実的。植込みで区分けしているところは、植込みが茂っている箇所が多いのでさらに狭い。(もはやシングルトラック?)
>>そんなわけで自転車道を自転車が走らない(狭いので歩行者もあまり通らない)ので、迷惑駐輪の温床になりやすい。
>>完全に負のスパイラル!?

●小学校などでのPR活動
子供の親が走行区分を守っていない(守れるような状況にない)のに、子供に指導しても効果は期待できない。
それに子供の場合は自転車に乗っていたとしても、歩道を走行するのが世界では一般的である。

いずれにしても、もう少し自転車を日常的に利用している人間の目線に立って考えてほしいものです。
手引きだけに頼ってトンチンカンな自転車道を作って、結局自転車が歩道を走っているというような結論にならないことを祈ります。
(正式に依頼があれば喜んで協力するんですけどねぇ…)
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自転車道のマーク

駐輪場のマークと勘違いされる方が多いようで,これが,歩道にできた自転車ゾーンへの駐輪に拍車をかけるようで.統一したマークの制定が早急に必要だと思われます.
#個人的に歩道を削って自転車道にするのは反対な立場です

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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
●株式会社 地域資源バンクNIU 取締役兼CTO
●中京大学人工知能高等研究所 研究員
●博士(体育学)
●2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
●2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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