第7日 レースの反省とアクティブリカバリー その2

その1の続き

私にとっては退屈だった栄養の講義も終わり、リカバリーライドに行くことになった。

リカバリーライドは、2列になってローテーションしながら、1.5時間ほど25~26km/h程度で平坦な舗装路を流すという物だった。
それなりに集団走行はできると感じたが、ロード選手のような、綺麗なローテーションはできていなかった。MTB選手といえども、ロードの基本技術は習得しておきたいところだ。

帰着後は自転車を使ったゲームを行なった。どうやらこれもアクティブ・リカバリーの一つと考えているようだ。

ゲームは二人一組で行なった。
emese2.jpg
チームメイトのエメーシャ。ハンガリー出身のキュートな女の子だ。日頃は大学院で法律を学んでいる(弁護士を目指しているらしい!)。

ゲームは全部で10種目あり、各種目の合計点で優勝チームを決定するとのことだ。

実施したゲームは以下の通り。
●携帯工具を使ったチェーンの切り離しと接続
>>現場ですぐ対応できるか?というチェック。意外とチェーンの切断・接続ができない人が多い。山で練習中に切れたらどうするんだろう?

●携帯工具を使ったペダルの脱着
>>上に同じ。頭を使わないと携帯工具でペダルを外すのは難しい。

●ウィリーでどこまで遠くいけるか
>>もちろんXCバイクで。私は得意。

●後輪の脱着時間の競争
>>これは面白いし実践的だったので、詳細を説明したい。イメージとしては、レース中に後輪がパンクしたので、交換すると言うもの。その際の所要時間を競う。選手は事前にトップギアに入れておいて良い。

1.レフェリーの合図でリアホイールを外す
2.一度レフェリーにリアホイールを渡す。
3.レフェリーから(いま手渡した、全く同じホイールを)受け取り、フレームに戻す。
4.後輪を回転させ、正しい位置にあることをアピールする

ちなみにエメーシャは6秒ぐらいで完了した。もちろん研修生内最速だった。
(私は11秒。Vブレーキはディスクブレーキよりも不利)

●スタンディングスティル耐久勝負
>>決められたエリアの中で、何秒間立っていられるか
JMAのインストラクター検定と全く同じ。2m四方ぐらいのエリア。

●パイロンスラロームでの時間感覚精度競争
>>決められたコースを回ってくるだけだが、スタート前に予想ゴールタイムを自己申告しておき、それにどれだけ近いかを競う。コース中で足を着くと、1回につき5秒加算される。

●チューブの交換時間競争
>>これもホイール脱着とほぼ同じルール。

1.ホイール(この場合はフロントホイール)を外した状態で待機。パンクからのリカバリーがイメージなので、既に空気は抜かれた状態である。
2.レフェリーの合図でチューブを取り出す。
3.取り出したチューブをレフェリーに渡す。
4.レフェリーから(いま手渡した)チューブを受け取る(交換したというシミュレーション)。
5.チューブをタイヤに戻し、携帯ポンプで空気を入れる。空気圧は2気圧ぐらい(手でタイヤを押して、だいたい乗れるぐらいとレフェリーが判断すれば良し)

●走りながらボールを受け取り、バケツに入れるバスケットボール競争
>>
1.バケツは2個用意してあり、選手は8の字を描くように走る。バケツとバケツの間隔は30mぐらい。
2. 8の字の中央にレフェリーが立っており、そこで選手はボールを受け取る。
3.選手はボールを小脇に抱えながら走り、目標のバケツに入れる。
4.バケツにボールを入れることができれば1点。3分間で何個のボールを入れることができるかを競う。

テニスボール、ソフトボール、サッカーボールなど、大きさの異なるボールが使われる。バケツに入ったボールをレフェリーに戻すため、もう二人ほどサポーターが必要。一人はチームメイトに手伝わせる(チームメイトも真剣なので、積極的に動く)。

●二人の自転車をロープでつなぎ、どちらか一人が牽引して走る競争
>>ロープの長さは5mぐらい。選手はチームメイトを牽引しながらパイロンで仕切られたコースを回ってくる。牽引されているチームメイトは、ペダルをこいではいけない。一人が終わったら牽引役を交代する。二人の合計タイムで競う。

●バニーホップでどこまで遠く飛べるか
>>文字通り。目測なので距離はそれほど正確ではない。助走距離は個人任せ。

私とエメーシャのチームは、ぶっちぎりの優勝だった。
ほとんどは私の功績なのだが(苦笑)、エメーシャはとても喜んでいた。
研修生はこの頃から、私の乗車技術はとても高いという認識を持ったようだ。

これらのゲームに関しては、選手との信頼関係を築きながら、レースに必要な技術も習得できるので、大変良いと感じた。
惜しむべくは1週間も経ってから行うのではなく、もっと早い段階で行うべきだったこと。
技術に関して言えば、私の技術は海外でも通用すると感じた。
したがって、日本国内でもJMAのインストラクター講習を受けるなどして、技術を高めておくことは可能であると感じた。

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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
●株式会社 地域資源バンクNIU 取締役兼CTO
●中京大学人工知能高等研究所 研究員
●博士(体育学)
●2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
●2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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