第8日 MTB選手もハロンがけ その1

本日は朝から雨が強く降っていたため、予定していたBMXコースでの練習から、室内練習に切り替えた。

午前中はトラック競技の経験があるものとない者に別れ、別々に練習を行った。自分は日本でのトラック競技の経験があったので、早速UCIのトラックで走らせてもらえるという幸運に恵まれた。

UCI-track02.jpg
UCI室内に設置されている木製トラック。1周は250m。
250mバンクは予想以上に角度がきつく、最初はかなり恐怖を感じた。それもそのはず、最大斜度は45度だ。

UCI-track01.jpg
最大角度付近にて。もはや壁である。

次第に慣れてきたので上にあがってみたが、相当な角度でかなりビビリが入る。下を見ていては、間違いなく走れない。

そのうちシャンタルから先頭交代の練習とハロンがけ練習の指示が出たので、トライしてみた。先頭交代は問題なかったが、ハロンをかけた後のコーナーのGはものすごく、上から押しつぶされそうな感覚を味わった。

UCI-track03.jpg
研修生全員で周回練習。ちなみにこれでもホームストレート。既に角度がキツイ。

自分はトラックの経験があったので、それほど抵抗なく練習できた。しかしMTBだけを練習してきた人には、トラック用のバイク(ピストと言う)に慣れるのに精一杯で、バンク練習どころではないだろう。

ピストで練習することは、自転車競技の基本とも言える。
それは固定ギア(走っている間は脚を止めることができない)による、本当にスムーズなペダリングスキルの習得である。
ロードやMTBのような、フリー(走っている間に脚を止めることができる)の付いた自転車では、フリーの機能にカバーされて、下手なペダリングでもそれなりに走れてしまう。
だから、自分のペダリングが実はスムーズではなく、何万回もロスをしていることに気づいていない選手が、非常に多い。

piste.jpg
借りたピスト。実はピナレロに初めて乗った。日本のピストよりもハンガーが高く、挙動がクイックな感じだ。別物と言っても良いぐらいだった。

いずれにせよ、トラック競技は自転車競技の基本なので、MTBの選手といえども経験を積んでおくことが、競技力向上につながると考える。
UCIもきっとそれを言いたかったのだろう。
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
●株式会社 地域資源バンクNIU 取締役兼CTO
●中京大学人工知能高等研究所 研究員
●博士(体育学)
●2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
●2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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