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不安定だけど安定

前回は小難しい話をしましたが、身体の動きを感じ取っているのも、動かしているのも脳だと言うことはご理解いただけたでしょうか?

そんなわけで(どんなわけで?)、私はオープン・キネティック・チェーンの、しかも感覚を研ぎ澄ますことが必要になるトレーニングを日常の練習に取り入れることをお勧めしています。
自転車でもアーチェリーでも、種目は問いません。どの種目にも共通した基礎体力の一つだからです。

スラックラインも一見するとただのバランストレーニングしか見えませんが、そうではありません。
不安定な状況下でいかに自分の身体を安定したものにするか・・・自分の身体がどう動いているかをうまく感じ取れていないと、結果は伴いません。
しかも今置かれている状況の次(できればその次も)を考えて行動しないと手詰まりになってしまいます。

slackline-ma.jpg
特訓中の姪(中1)。こう見えて一応耐えてます。腹筋が割れているので、女の子なのに腹を見せたがります(笑)

他にはバランスボールなどもトレーニングによく使います。
日本語ではバランスボールですが、英語ではstability ballと呼んだりすることもあります。
まさに身体をstabilize(=安定化)させるためのボール、という感じで、こちらの呼称の方が的確な気がします。

それ以外にも、とにかく自分を「安定しない状況」にするもの(こと)がです。
身近なものでいえば、缶コーヒーの空き缶でも十分です。空き缶を立て、その上で片足スクワットをやってみてください。足裏の感覚と体幹の筋肉をちゃんと使わないと、座って立つという極めてシンプルな動作がスムーズにできません。
#まずは片足スクワットができないとダメですが(笑)

いずれにしても基礎体力の中でもとりわけ基礎となる、体幹部をしっかりと鍛えることが重要です。
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
●株式会社 地域資源バンクNIU 取締役兼CTO
●中京大学人工知能高等研究所 研究員
●博士(体育学)
●2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
●2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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