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パワートレーニングの基礎

先日、パワートレーニングのための数字が知りたいという女性がいらっしゃいました。

まずはGTローラーの試乗から!
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自分のペダリングの癖を、しっかりと確認していただきました。
「左足でペダリングのリズムをリードしている感じですね」と申し上げたあと、クリートの裏を見たら・・・ビンゴでした。

ウォームアップが済んだところで、いよいよパワートレーニングを行なうために必要となるテストをやります。
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一部の人たちには人気?の、通称「幸せの黄色い自転車」・・・数多くの日本代表選手の汗が、この自転車に染みついています!今回は書籍「自転車競技のためのフィロソフィー」でも書かれている、Blue Wychの柿木さんの手法で計測しました。

ところで、パワートレーニングのための数字といえば最も一般的なのはFTPですが、こういう負荷のかけ方はあまり精度がよくないと考えています。というのも、あれは「能動的な負荷」だからです。どういうことかというと、指定の負荷を与えられたとしても、その負荷を出すことができなかったら、正しく負荷をかけたことにはならないからです。極端な例ですが、「はい、次は1000Wですよ~」と指示されても、800Wまでしか出せない人は測定手順どおりにならない・・・サイクリストの能力に強く依存するので、体調やら日内変動やらメンタルの状態やら、いろいろなバイアスの影響を受ける可能性が高いのです。

一方でエルゴメーターは、電磁ブレーキで強制的に負荷がかけられます。なので、エルゴメーターが1000Wの負荷をかけられるなら、確実に1000Wが降りかかります。だから「受動的な負荷」なのです。しかも「無慈悲」に(←ここ重要!)。弊社で使うのは研究領域でも使われる高負荷に対応したエルゴメーターですので、目まいがするほどの負荷をかけることができます。

FTPはパワーメーターで測定する簡便な手法としては優れていると思いますが、パワーメーターをより効果的に使うためには、トレーニングのベースになる数字の精度がもっとも重要です。そして、得られたデータを読み取る専門的な視点も必要になってきます。そして、このような計測はこの時期に実施するのがもっともベストだと思います。なぜ今がベストかは、次の機会に。
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
○株式会社 地域資源バンクNIU 取締役
○サイクリストの秘密ラボ・flasco主宰
○博士(体育学)
○中京大学人工知能高等研究所 研究員
○2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
○2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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