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鍛えているのは「脳」

体育が「トラウマ」な人につきまとう運動嫌い 授業の思い出が運動への感情を左右していた
を読みました。これ算数とか理科とか、いわゆる苦手な科目の代表選手だったらどうなんでしょ?

たとえば、九九は苦手だったらやらなくていい?
うちの子のケース(つまり、現代の教育現場の一例)。みんなの前で一人ずつ当てられ、九九をよどみなく言えるかどうかやっています。途中でつっかえた子は、逆上がり同様に恥ずかしい思いをすると思いますけど・・・しかも、九九を完全制覇するまで「苦手だったら見学していなさい」は認められていないはずです。

体育は「身体教育」ですから、苦手だからやらなくて良いとか、恥ずかしいからやらないとか、そういう問題じゃないんです。自分で、自分の体が思い通りに動かせる・・・「動く」じゃなくて「動かせる」ね。ここ重要。神経系のネットワーク構築を促しているわけです。まぁ、算数や理科も脳を鍛えているという点では同じですが、体育は脳と身体が連動しているという点で、もうひとつ高次なことをやっているわけです。

九九と同じと考えれば、できないから途中でやめるとか、恥ずかしいからやらないとか、途中離脱は本来ありえないのです。

ただ、日本の場合、学校体育のカリキュラムのまずさも一因で、身体教育、競技スポーツ、レクリエーション、レジャー、フィジカルアクティビティなどがゴチャ混ぜ状態で教えているのがいけません。特に小中学校では自分の体が思い通りに「動かせる」ようになるための身体教育をもっとしっかりやるべきです。

こどもの時から一つのスポーツに特化しすぎるのも良くありません。そのスポーツでは「動かせ」ても、他のスポーツではまったく動けない身体ができあがるリスクが高まります。なるべく雑多な動きで、ルールがあって無いような遊びをたくさんするべきです。

「MTBの学校」では、「やり方を教える」よりも「自分で試行錯誤した結果、できるようになった」を促すようなプログラムにしています。なのでいろんなテクニックを見せますが、「あまり具体的に教えてくれない」と思われるかもしれません。でも実際は「受講生の脳内ネットワークが構築されるのを暖かく見守って」いるからこそなんです。
より具体的に習いたいかたには、flascoのプライベートレッスンでフォローしています。

「テクニックは身体の外にあるもの、スキルは身体の内にあるもの」
です。
多くの指導者が「テクニック」と「スキル」を混同して使っていますが、この違いは歴然としています。あなたの周りにいる指導者に、違いを明確に答えられるか聞いてみると良いですよ。
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プロフィール

Nishii Takumi

Author:Nishii Takumi
○株式会社 地域資源バンクNIU 取締役
○サイクリストの秘密ラボ・flasco主宰
○博士(体育学)
○中京大学人工知能高等研究所 研究員
○2008北京オリンピックMTB日本代表チーム 監督
○2010ユースオリンピック(シンガポール)・2014ユースオリンピック(南京) 自転車日本代表チーム 総監督

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